私は賢治の崇拝者でも賢治作品の愛読者でもない。しかし幼少期から高校卒業までの間、賢治の里・花巻の近郊で過ごしたので、ある意味賢治は身近な存在ではあった。
本稿はこのような賢治音痴による賢治にまつわる回想記である。
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老いるということ -母の日記から-〈10〉
平成28年(2016) 10月 94歳2月
(残 3月)
10月1日(土)
色々みんなに迷惑ばかり…
すみません
10月2日(日)
トイレがたいへん
10月3日(月)
いつまで動けるかな―
老いるということ -母の日記から-〈9〉
平成28年(2016) 9月 94歳1月
(残 4月)
9月1日(木)
デーサービス休む
防災の日とやら…
見た事のない鳥、窓の外にみつけて 何か新鮮な気分になる…
それにしても何の音(沙汰)もなけれど 秋子ら元気で居るのかな…
9月2日(金)
何となく休まる日
朝から寝てばかり…
何も考える余ゆうなし
あゝ……
老いるということ -母の日記から-〈8〉
平成28年(2016) 8月 94歳
(残 5月)
8月1日(月)
(空白)
8月2日(火)
雷が鳴って雨が降って ピカゝゝ光ってた。夢の様に光ってた。たいへんだったみたい
途中で目がさめた
8月3日(水)
お買いものしてもらう
だるさ相変わらず
「花巻市史」と熊谷章一先生
花巻市立図書館の蔵書から「花巻市史」を検索すると60件以上もヒットし、困惑させられるが、これを整理・分類すると次の5種に大別できる。
(1) 熊谷章一著、花巻教委発行の「花巻市史」分冊版 (15冊)
①古代中世篇 (1965.3) 158㌻
②近世篇1 (1972.2) 249㌻
③近世篇2 (1974.2) 180㌻
④近代篇 (1968.9) 162㌻
老いるということ -母の日記から-〈7〉
平成28年(2016) 7月 93歳11月
(残 6月)
7月1日(金)
やけどはきれいになる。
一人でも大丈夫…
おかげさま…
けがの中でもかるい方…
助かりました。
大いに反省…