(迫舘暇人著「猿ヶ石川遡り記」(2014.8 非売品 花巻市東和図書館蔵)より)
…猿ヶ石川は、北上高地の早池峰連峰薬師岳(1645m)の南斜面(猿ヶ石沢)に源を発して南流し、遠野市街地で西に流路を替えて宮守、東和、北上(臥牛)、花巻の矢沢を流れて北上川に注ぐ延長73㎞の一級河川である。
猿ヶ石とは、源流に”猿だろうか、石であろうか”と見える石が有って、その間から流れ出ているから(民話)とか、アイヌ語に起因する説が有るとされる。中世の頃(13~16世紀)は物資輸送の川舟が往来した事が伝わっている。
又、水が豊富な川で鮭も遡る等淡水魚の宝庫として猿ヶ石川の名が知られ、特にも鮎は南部の殿様への献上品であったそうだ。 続きを読む 猿ヶ石川を遡る -吾輩は鮭である –