「東十二丁目誌」註解覚書:幕末の開田計画 -楢山堰-

楢山佐渡
楢山佐渡

本誌「第5章 近世」の「第12節 百姓騒動」に「高木外二ヶ村の開田計画」と題する項がある。これは幕末に計画され、農民の反対で未完成に終わった楢山堰の建設について、主に「百姓騒動」の観点から記されたものである。
本稿では開田を計画した側の観点から考察してみたい。
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「東十二丁目誌」註解覚書:三ヶ村用水堰 -仁兵衛堰-

本誌の「第5章 近世」では、新田開発とそのための堰(用水路)開削について、「第7節 三ヶ村用水堰」と「第12節 百姓騒動」の中の「高木外二ヶ村の開田計画」の項で取上げています。
本稿では「第7節 三ヶ村用水堰」について考察します。

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第5章 第7節 三ヶ村用水堰
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日本人メキシコ移住120周年: 亮次郎とメキシコを想う

10月8日に東十二丁目の高橋市議のお宅で「照井亮次郎(1)を語る会」がありました。集まったのは高橋氏の外に東京から御出での瀬川氏夫妻、仙台から三浦氏、高木の佐藤氏、そして私の計6名。

瀬川氏がこの集まりの音頭取り、奥様は亮次郎のお孫さん(亮次郎の娘・アウロラ暁子の娘)。 [全文を読む]

「東十二丁目誌」註解覚書:百姓一揆

本誌の「第5章 近世」/「第12節 百姓騒動」 のテーマは百姓一揆。冒頭、東十二丁目に関係があると思われる百姓一揆、12件について発生年月、発生地、原因、方法、成否と参加人員の一覧表を掲げ、続いてその1件ごとに主に当時の文書から引用し、書下し文を載せています。

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藤之助別家の事 -宝暦・天明・天保三大飢饉を生きる-

石崎先生が収集・記録した東十二丁目の古文書は1,200件以上。その中の主なものは先生が解読済ですが、解読していない文書も多くあります。
その中から適当に、目録に「大木家文書 / 藤之助別家」とある文書を選び、解読、書下しを試みました。

総文字数850字ばかりの文書ですが、意外と興味深い内容でした。
この文書の本体は、大木家から別家(分家)(注1)した藤之助に分与された財産の目録なのですが、 [全文を読む]

「東十二丁目誌」註解覚書: 土蔵改め

本誌の「第5章 近世 / 第11節 土蔵御改の事」では天保の凶作、とりわけ土蔵改めの事を取上げています。しかし《…このような時勢の中で、天保4年と同7年の二度、土蔵改めが行われた。》とあるのみで、土蔵改めについての解説などはなく、古川孫左ェ門家文書から土蔵改めに関する天保4年と天保7年の書留を書き下して載せています。

土蔵改めとは何だったのか? [全文を読む]