高天原 in Hidakami-koku : 「日高見国」再見

(「日本とユダヤの古代史&世界史」(注1))より)

本ブログではこれまでに何度か「日高見」について取上げてきました(注2)が、本稿では近著から抜粋・紹介します。

縄文時代にあった「日高見国」とは何か?「高天原」はどこか?
茂木
:…田中先生がお話しする神話の話はもう全部がリアル。神さまもすべて実在し、実際にあった出来事であるということが大前提ですよね。
田中:『古事記』や『日本書紀』には神さまの名前が沢山出てきますが、ほぼ実在した人物であると私は考えています。もちろん伝承されたものが文章になったわけですから、詩的な表現や誇張した言い回しなどもあるでしょうが、大元の話は真実の出来事であると思います。誰かが創作したフィクションではないのです。例えば「高天原」というのは、「天界」だと思われていますが、私は実際に存在した場所であると考えています。
茂木:…まずは田中史学の真髄であります「日高見国(ひだかみこく / ひだかみのくに)」のお話に入っていきたいですね。
「日高見国」とは、縄文時代から東日本を中心に存在していた古代国家……ということですが、初めて聞いたという方も沢山おられると思いますので、「日高見国」の基礎知識をまずはお話できればと思います。その名前がはっきり出てくるのは『日本書紀』や『古事記』でしょうか?

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