「酒杯情」は小林旭(注1)が歌う「惚れた女が死んだ夜は」に付けられた台湾語のタイトルです。
台湾で歌われる日本演歌についてはこのブログで前に取上げましたが(注2)、その中でも蔡小虎が歌う「酒杯情」はかなりの熱唱です。なぜこんなにまで感情を込めて日本の演歌を歌えるのか…?
まずは蔡小虎の「酒杯情」をお聴き下さい。歌の前半が台湾語、後半が日本語で歌われます。
続きを読む 酒杯情:台湾で小林旭「酒杯情」は小林旭(注1)が歌う「惚れた女が死んだ夜は」に付けられた台湾語のタイトルです。
台湾で歌われる日本演歌についてはこのブログで前に取上げましたが(注2)、その中でも蔡小虎が歌う「酒杯情」はかなりの熱唱です。なぜこんなにまで感情を込めて日本の演歌を歌えるのか…?
まずは蔡小虎の「酒杯情」をお聴き下さい。歌の前半が台湾語、後半が日本語で歌われます。
続きを読む 酒杯情:台湾で小林旭2月4日以来、今年2度目の投稿です。そして今年最後の投稿!
2月4日の年頭所感に、「先ずはこのブログをどうするか?結構手間隙がかかり、楽しみでもあり苦でもあり… 適当なところで幕引きにしようと思っています。」と記し、グズグズしているうちに今年も終ろうとしています。
今年最大のテーマであった「『東十二丁目誌補解』の出版」は割合順調に進み、6月に印刷することができました。
150部ばかり印刷し、国立国会図書館や花巻市立図書館に納本・寄贈したり、東十二丁目の神社に奉納したり、ご縁のある方々にお贈りして、残り50冊ほどになっています。
年頭所感に「『補解』の出版作業が順調に進めば、『東十二丁目誌補解・別冊』を考えてみようか、などと欲を出しています。」と書きました。来年はこちらに取り組んでみようかと思っていますが、どうなりますことやら…
書名だけは決めました。「東十二丁目誌補解の補」
(佐治芳彦(注7)著「『東日流(つがる)外三郡(そとさんぐん)誌』の原風景」(1987 新人物往来社)より)
日高見国の登場
「東夷の中、日高見国あり、其の国人、男女並に椎結(かみをあげ)、身を文(もとろ)げて、人となり勇悍(いさみたけ)し。是をすべて蝦夷と日(い)う。亦(また)土地(くに)沃壌(こ)えて曠(ひろ)し。撃ちて取るべし」
(『日本書紀』景行天皇二十七年二月紀武内宿禰奏言)
これが、いわゆる正史に日高見国(注1)の名が出てくる最初のケースである。 続きを読む 異説「日高見国」拾い読み
東十二丁目やその周辺の遺跡についてあれこれ調べているうちに、遺跡遺物→遺物包含層→地層→地質…と私の疎い領域に迷い込んでしまいました。
花巻の地質図
(「20万分の1日本シームレス地質図」 より)
(右クリックで拡大表示できます)
続きを読む 花巻の地質
私は4-50年前に東京から大阪に転勤になり、かの地で2年余りを過ごしました。仕事場は大阪の淀屋橋でしたが、住いは奈良・学園前の公団住宅。
奈良で聴いたせいもあってか、ラジオで放送された犬養孝(注1)が詠い、語る万葉集に夢中になったものです。犬養孝独特の詠唱と語り口が何とも言えませんでした。今改めて聞いてみるとそれ程でもないのですが。
残念ながら万葉集に北東北は出てこないようです。万葉集に現れる最北の地は今の宮城県遠田郡涌谷町黄金迫(東北本線小牛田駅東方)だとか。 続きを読む 東歌・防人歌 -犬養孝を聴く-