ウイグルとは何か

日本ではこれまで「ウイグル」に関して報道されることはあまりありませんでしたが、最近ではテレビや新聞などメジャーなメディアでも取上げられるようになっています。しかしその内容がウイグルの不運・不幸に関するものばかりであり、本当に残念でなりません。
私は、10年以上前のことですが、新疆ウイグル自治区を4~5回訪れ、また文献を漁ってはブログ(注1)で紹介していた時期がありました。本稿ではこの記事の中の一編を若干加筆して転載します。

続きを読む ウイグルとは何か

在トルコ ウイグル人の手紙

本稿は前々回の投稿「トルコのウイグル人」の続編です。タイトルを「在トルコ ウイグル人の手紙」としましたが、本当は「Eメール」 ?!。
前々回、「更にこのメールには、彼の思いのたけが縷縷(るる)記されているのですが、こちらについては改めて彼の了解が得られれば、載せようと思っています。」と書きました。こちら↓がその内容です。

《…中国さんは世界各地で破壊工作や国家テロや侮辱を続けて来ています。彼らには良心も、宗教信仰も、道徳も、人間性も全くないので、平気で嘘や侮辱を簡単にでっち上げできる。中国は直接攻撃してくるのと、手先を動かすのと、スパイや外国人を雇ってインターネットで名前を名乗らず悪魔にも分からないことを発言したりする。アッラーが地獄(いや、実は火獄です)を彼らの為に用意して置いたと思うほどです。

続きを読む 在トルコ ウイグル人の手紙

「あづま海道」に惑う

(本稿は「タウンやさわ 第37号」(R3.2 矢沢観光開発協議会発行)に寄稿した原稿に若干の変更を加えたものです。)

あづま海道とは何か
「アズマカイドウ」という道がはるか昔に北上山地の西麓、東十二丁目の東側を通っていたということを、初めて聞いたのは6年前のことでした。
矢沢観光開発協議会の今は亡き佐藤建さんのお話では:-
・古代・中世の頃、北上山地の西麓を南北に縦貫する幹線道路があり、「アズマカイドウ」と呼ばれたが、後に廃れた。
・近年この古道の再発見が試みられており、北上市や奥州市ではルートの確定、道標の設置などが完了している。
・矢沢地区ではこれまで特別の取組みはなかったが、観光開発協議会の事業としてこれから取組もうとしている。

続きを読む 「あづま海道」に惑う

トルコのウイグル人

昨年12月の初めに見も知らぬ人からこんなメールが飛び込みました。

《 佐藤様
 はじめまして。〇〇と申します。
佐藤様が運営されている「人そして川」というWebサイトに掲載されている2015/06/12の記事を読ませていただきました。
 私は過去、イスタンブールでここに紹介されているエリキンさんに大変お世話になったのですが、その後、ろくに連絡を取れずに過ごしてしまいました。
佐藤様が作成された文章を見つけ、今現在、エリキンさんがどう過ごされているのか気になり、こうしてメールをさせていただきました。
2015年6月ごろに、クアラルンプールにいらっしゃることを記載されていますが、2020年12月現在はどうされているのか、これからどう活動されるのか、一度お聴きしたいと考えております。
 ただ、直接お話するのにも気を使わないといけない情勢ですので、まずは佐藤様にお話を伺うことは可能でしょうか。…》

続きを読む トルコのウイグル人

新年明けまして 惑う

 今年も明けて早半月が過ぎてしまいました。元日など随分前のことのような感覚です。そして今の気分を一字で表せば 「惑」 、孔子様は「吾…四十にして惑わず…」と宣(のたも)うたそうですが、今年6月に80歳になる私は惑いっぱなしです。

ブログに惑う
 
このブログを始めたのが2014年4月、初めは週1回の更新を心掛けたのですが、大分前から月1回以上を目途にやってきました。間もなく満7年になりますが、飽きて来たと言うのか、しんどいと言うか… あまり軽いものは書く気になれないし… そろそろ店じまいしようか…どうしようか?
取材・調査から投稿まで、そしてアクセス分析(大げさ?)と結構楽しめるのですが、テーマと構成を決めるまでがグズゝゝ、イラゝゝ…

続きを読む 新年明けまして 惑う